料理が冷めてしまう時の、作る順番と、ちょっとした工夫
自炊を始めたころ、料理は、1品ずつ作っていました。レシピを何度も見返すので、時間がかかり、いざ食べようとすると、最初に作ったおかずは、もう冷めています。しかも、メインから作るので、揚げ物は冷め、焼きそばは、のびていました。同じ経験のある方に向けて、順番の考え方と、すぐにできる工夫を、まとめます。

冷める原因は、「作る順番」にある
料理が冷めるのは、手が遅いから、ではありません。多くの場合、熱いうちに食べたい料理を、先に作ってしまうことが、原因です。メインのおかずは、つい最初に作りたくなりますが、焼き物、炒め物、揚げ物、麺は、できあがってから、味が落ちるのが、早い料理です。
逆に、煮物や汁物は、鍋のまま置いておけば、冷めにくく、温め直しも、簡単です。あえ物や、冷たい料理は、そもそも、冷めて困りません。この違いを使って、順番を決めます。
仕上げる順番の、目安
仕上げは、冷めても困らないものから始めて、熱いうちに食べたいものを、最後にします。
- 最初: あえ物、サラダ、冷ややっこ、漬け物など、冷たい料理。
- 次: 煮物、汁物。鍋のまま、ふたをしておきます。
- そのあと: 蒸し物、揚げ物。
- 最後: 焼き物、炒め物、麺、丼。麺は、のびやすいので、いちばん最後です。
ご飯の炊き上がりから、逆に考える
ご飯は、炊き上がるまでの時間が、だいたい決まっています。炊飯器のスイッチを入れた時刻から、炊き上がりの時刻が、分かるので、「そのころに、最後の1品が仕上がる」ように、ほかの料理を進めると、全部が、そろいやすくなります。
炊飯器のスイッチを、最初に入れるのは、そのためです。お湯を沸かす、肉に下味をつける、といった、待ち時間のある作業も、同じように、先に始めておきます。
すぐにできる、冷まさない工夫
順番のほかに、道具を使った工夫も、あります。
- ふたをする: 煮物、汁物は、火を止めたあと、ふたをしておくだけで、冷めにくくなります。
- 鍋・フライパンのまま置く: 器に盛ると、早く冷めます。盛りつけは、食べる直前に、まとめて行います。
- 器を温める: 汁物のお椀や、パスタの皿は、お湯をはって温めておくと、料理の温度が、下がりにくくなります。
- 汁物は、温め直す: 先に作っておき、食べる直前に、もう一度、火にかけます。味噌汁は、煮立たせると、香りが飛びやすいので、沸騰の手前で、止めます。
- 電子レンジを使う: 冷めてしまったおかずは、レンジで温め直せば、足ります。揚げ物は、レンジだと、衣がしんなりしやすいので、トースターや、魚焼きグリルのほうが、向いています。
冷めてもおいしい料理を、1品入れる
全部を、熱々で出そうとすると、仕上げが、同じ時間に重なって、大変です。献立の中に、冷めてもおいしい料理を、1〜2品入れておくと、最後に火を使う料理が、減って、楽になります。
おひたし、酢の物、ポテトサラダ、きんぴら、煮びたし、などです。前の日に作っておける料理なら、当日は、器に盛るだけで、すみます。
順番を、自動で並べるには
「つくるⅢ。」の「段取り名人」は、保存したレシピ2〜10品を、仕掛ける、切る、仕上げる、の順に、並べ直します。仕上げは、冷たいもの・煮物から、熱いものの順で、麺や丼は、いちばん最後になります。順番を、自分で考えるのが大変な日に、使ってみてください。
よくある質問
揚げ物は、いつ揚げるのがよいですか?
食べる時刻に、できるだけ近いほうが、おいしく食べられます。ただし、揚げている間は、手が離せないので、ほかの料理の仕上げと、重ならないようにします。煮物や汁物を、先に仕上げておき、揚げ物のあとに、炒め物や麺を作る、という順が、組みやすいです。
家族の帰りが、ばらばらの時は、どうしますか?
温め直しやすい料理(煮物、汁物、カレーなど)を、中心にすると、楽です。焼き物や炒め物は、下ごしらえまで済ませておき、食べる人が帰ってから、火を通す、という方法もあります。
コンロが2口で、足りない時は?
ご飯は炊飯器、野菜の加熱は電子レンジ、というように、コンロを使わない道具に、回せる作業を探します。先に仕上げた煮物や汁物は、コンロから下ろして、ふたをしておけば、口が1つ、空きます。