下味とは? つけ方のコツと、下味冷凍のやり方
下味とは、調理の前に、食材に、あらかじめ味をつけておくことです。レシピに、「下味をつける」と出てきたら、焼いたり、揚げたり、煮たりする前に、調味料をもみ込んだり、漬けたりして、少し置いておく、という意味です。目的と、つけ方のコツ、時間や塩の量の目安を、紹介します。

下味をつける、4つの目的
下味は、味をつけるだけではありません。目的は、主に、次の4つです。
- 味を、中まで、しみこませる: 火を通したあとに、外から調味料をかけるより、食材の中まで、味が届きます。
- くさみを消す: 酒や、しょうが、塩を使うと、肉や魚の、くさみが、やわらぎます。
- やわらかく、しっとりさせる: 酒、塩麹、ヨーグルトなどが、肉をやわらかくするといわれます。片栗粉や、油を、まぶすと、水分が逃げにくくなります。
- 仕上げの味つけを、楽にする: 下味がついていると、あとで、調味料を足す量が、少なくてすみます。
肉・魚・野菜の、下味のつけ方
肉は、調味料を、ポリ袋や、ボウルに入れて、もみ込みます。唐揚げなら、しょうゆ・酒・おろししょうがなどに、15〜30分ほど、漬けておくのが、よくある目安です。薄切り肉の炒め物なら、塩・こしょうと、酒を、ふって、片栗粉を、まぶしておくと、しっとり仕上がります。
魚は、塩を、ふって、10〜15分ほど置き、出てきた水分を、ペーパータオルで、ふき取ります。この、「ふり塩」が、くさみを取る、下味の代表です。
野菜は、塩もみや、調味料に、ざっと和えて、少し置きます。きゅうりや、キャベツは、塩をふって、水分を出してから、絞ると、味が、なじみやすくなります。
塩の量と、時間の目安
塩の量は、肉や魚の重さの、1%前後が、よく言われる目安です。たとえば、鶏肉300gなら、塩は3g(小さじ約2分の1)くらいです。ただし、しょうゆや、みそを、下味に使うときは、その塩分も、数えます。レシピの分量を、基準にしてください。
時間は、短すぎると、味がしみこまず、長すぎると、塩分で、食感が、かたくなったり、水っぽくなったりします。酸の強い調味料(酢、レモン、ヨーグルトなど)に、長く漬けると、肉が、パサつくことがあります。レシピに、時間が書かれていれば、その時間を、守るのが、安全です。
下味冷凍の、やり方と注意点
下味冷凍は、食材と、調味料を、保存袋に入れて、空気を抜いて、そのまま冷凍する方法です。使うときは、前の日の夜に、冷蔵庫に移して、ゆっくり解凍すると、水分が、逃げにくくなります。電子レンジの、解凍機能を使うときは、解凍しすぎて、一部が、加熱されないように、注意してください。
冷凍した期間の目安は、家庭の冷凍庫で、2〜3週間ほどが、よく言われます。袋に、日付と、中身を、書いておくと、使い忘れが、減ります。解凍した食材は、再冷凍せず、その日のうちに、調理してください。
平日の夕飯の準備を、週末に、まとめておくときは、「つくるⅢ。」の「段取り名人」が、手順を、仕掛ける・切る・仕上げるの順に、並べてくれます。
よくある質問
下味と、下ごしらえは、違いますか?
下味は、下ごしらえの、一部です。下ごしらえは、洗う、切る、あくを抜く、下ゆでする、など、調理の前の準備すべてを指します。そのうち、味をつける作業が、下味です。
下味をつけたら、あとで、また味つけが必要ですか?
料理によります。唐揚げのように、下味で、ほぼ味が決まる料理もあれば、炒め物のように、仕上げに、調味料を加える料理もあります。レシピの指示に、従ってください。
下味に、砂糖を使うことが、ありますか?
あります。砂糖には、水分を、保つ働きがあり、肉を、しっとりさせるといわれます。ただし、焦げやすくなるので、焼くときは、火加減に、注意してください。